鉢植え花木が占有する下町路地。
我が街は香櫨園浜(御前浜)に近いせいか、 「浜」の名がつく町名が多い。 西から、 大浜町、 前浜町、 浜町、 浜脇町、 浜松原町、 東浜町といった具合。 かっては西宮漁港があり、 (今はヨットハーバーになっているが)、 漁師が多く漁業を営んでいた土地だからだったからでしょう。 最盛期は鰯などが水揚げされ、 バケツ一杯単位で浜辺で買えた。 私が住む町は昔は狭い路地が縦横に走っていた。 一方夙川に近いところには、 大手企業の海の家、 保養所、 社宅、 テニスコート等が沢山あったが、 今では企業もその土地、 建物を売却し住宅地となってしまった。
そんなある日、 この下町を久し振りにゆっくり見てみて、 まだ昔ながらの風情が残っており、 その雑然とした中にも整然とした下町に住む人たちの一定の清潔感を感じられる路地を散策してみた。 家の玄関に所狭しと壁に沿って植木が植えられている。 一見雑然としているが、よく見るとちゃんと手入れが行き届いているのだ。 しかしよくここまでと驚く。
下町特有の路地。 人一人がやっと通れる幅まで向かい合わせの御家の玄関には路地の半分以上を占有して植木が山とひしめき合っている。 しかし、 通り過ぎる人たちは誰も苦情を言わずに四季折々の草花を見て楽しんでいるようである。 先ずこの狭い路地を顔見知り同士が挨拶を交わしながら行き交う挨拶道路だ。
今は紫陽花の季節。 これからが梅雨にかけて最盛期。 そのはしりの花が路地にひっそりと咲いていた。 いよいようっとうしい梅雨の季節が到来した。 夏にはこの狭い路地が以外に涼しいのをご存知でしょうか? 夏日の暑い午後でも日陰になると路地を涼しい風が通り抜けるのである。 各家の玄関ドーアーを網戸に変えて、 風を取り入れている家が多い。
お年寄りが夏の午後家の前に腰掛を出して涼んでいる姿をよく見かける。 我々子供の頃はおじいちゃん達が長椅子を出して、 将棋とか囲碁をしていた姿が懐かしい。 今はその光景も見られなくなった。 老人が増えいるのに何故だろう? 皆さん公民館等の冷房施設が完備された場所に移動したのかも?
いよいよ梅雨の季節到来である。 朝から一日雨の日の過ごし方を考えねば・・・ やはり日頃ご無沙汰している読書をしっかりやるか!
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